三共 M24チャフィ軽戦車
(1960年代初頭)



かなり古い品で、手元の資料では詳細な販売時期を特定できませんでした。
「ピーナッツシリーズ」として有名な可愛らしい飛行機プラモデルで一世を風靡した三共ですが、当時は
様々なサイズで年少者向けの戦車モデルも発売していたようです。
もちろん僕はこのキットに関する原体験はありません。しかしながら、歴史の生き証人とも言えるノスタルジックな
箱絵やキットの設計に惹かれ、思わず購入してしまいました。



同じシリーズで揃っていた当時の名戦車たち。
コンカラーとセンチュリオン。今では第二次大戦中のドイツ軍車両が絶大な人気を保ち続けるプラモデル
業界ですが、1960年代当時はこういった車種が子供たちに人気だったようです。
車台とサスペンションは各車共通部品で済ませているため、実車とは著しく異なった形状をしていますが、
マニアックな視点からウルサク意見を言うことなく、買ってきてサッと作って走らせて楽しむ……そんな
のどかな時代の、子供たちの良き遊び相手です。



現行のマブチモーターを見慣れた目には新鮮な小豆色の小型モーター。金属製の可愛らしいギヤボックス。
箱絵は映画のワンシーンを思わせる米軍仕様ですが、デカールは陸上自衛隊仕様のものが付属しています。
またクランク、ジョイントを使って走行中に砲塔が左右に動くギミックも仕込まれていました。
全長10センチほどの豆タンクが砲塔を振りながら畳や絨毯の上を元気に走る……その姿に夢中になっている当時の
子供たちの姿が目に浮かぶようです。



「動く」という要素は、模型の大きな魅力だということを改めて強く感じます。
安価で組み立て簡単、本物ソックリの形をしていて、スィッチを入れると可愛らしく走り出す……そんな
キットが、今こそ見直されてもいいように思います。

 


(文責:TAC宮本)

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