セントラル模型1/32 日産サニーエクセレント1400
(1974年頃初版)



1960年代後半から70年代前半にかけて少年時代を送った人々で、セントラル模型の名前を知らない方は少ないのではないでしょうか。
積極的にゼンマイカーのプラモデルを作っていなかった方でも、模型屋の棚の隅っこや、雑貨屋、文房具屋の模型売り場に、必ず可愛らしい小さい箱のスポーツカーが置かれていたのを見たことがあるはずです。




初期の頃には日本グランプリなどで活躍したニッサンR381やマクラーレンなどのレースカーが数多く、そして息も長く発売されていましたが、後には町中でもよく目にするファミリーティーカーやGTカーがいっぱい発売されました。
国産車ではスカイラインハードトップ2000GT、コロナマークII2000GSS、スプリンター1400SRなど。
そして外車ではムスタングマッハI、ポンティアックフアイアバードトランザム、ダッジチャレンジャーラリー、マーキュリークーガーなどなど……他のスケールでもあまり見かけないアイテムが、それこそシリーズの全貌が掴み切れぬくらいいっぱい発売されて子供達を喜ばせていました。

家になんて持ち帰らず、雑貨屋の前の道ばたに部品を広げて製作開始!
完成したら友達の家や学校の廊下でレース開催!




今回はそんな中から、手元に大切に保管してあるサニーエクセレント1400をご紹介しましょう!
「あっこのクルマ、近所のおじさんが乗ってた!」「うちの兄貴が初めて買ったクルマだ!」なぁんて方もいらっしゃるかと思います。懐かしいですね!




キット内容も、あぁ昔のプラモデルってこんなだったよねぇ……と、思わず微笑んでしまいそうな可愛らしさです。
こういうキット、また作りたいナァと思っていた1980年代中盤、今はなきエルエスが……恐らく、このセントラルのキットのような、懐かしいゼンマイカーキットへのオマージュだったのではないでしょうか、1/32で懐かしい国産車のプラモデルを発売してくれて、本当に嬉しかったものです。




エルエスのシリーズはその後アリイに受け継がれ、今でも気軽に買うことが出来ます。これは大変に有り難いことですが……セントラルのキットは消滅したまま。寂しいなぁ……。
子供向けの低価格帯キットですから、内容的に贅沢は許されなかったのでしょうが、それでも少ない部品で一所懸命に実車の特徴を再現しようとしているのがわかります。
一体成形のフロントグリル。子供の頃はそのまま作ったけど、今だったらヘッドライトをくりぬいて透明レンズをはめ込んで、グリルも削り込んで、綺麗に塗装して……と、夢が広がります。




「ゼンマイで走るプラモデルはいっぱいあったが、セントラルのやつは優秀だった……」そうおっしゃるオールドファンの方もいます。手で巻くゼンマイというもの自体が今では珍しくなってしまいました。




セントラル1/32カーモデル共通のフォーマット。
エンジン再現とボンネット開閉。
ダッシュボードなど車内も再現。
前輪ステアリング可動。

なんだか、プラモデルの「基本」という気がします。
箱や部品を見ているだけで、タイムスリップしそうな楽しさがありますネ!

(文責:TAC宮本)


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