マルイ1/36 富士FA-200エアロスバル
(1972〜73年頃初版)



1/35のミリタリーモデルを散々作っていると、それ以外のジャンルのもので似通ったスケールのものを作って、
自分のコレクションの1/35戦車たちと並べてみたくなる……そんな経験、皆さんもおありではないでしょうか?

小学生の僕は「1/35の戦車と並べられる、船や飛行機ってないかなァ?
どうせならみんなが持っている1/32の飛行機とは違う何か変わったものがいいなア……」などと思いながら、
いつも行く模型屋さんの棚を隅から隅まで“偵察”していたものです。

そんなときに見つけたのが、当時マルイが発売していた1/36の民間小型機……いわゆるセスナ機のシリーズでした。
1/36というと何とも中途半端なスケールに感じますが、ミニカーの世界では昔からこのくらいのスケールでいろいろと出ているようですし、
そういったものと組み合わせて楽しめる……といった思惑もあっての模型化だったのではないでしょうか。




キットはなかなか凝った内容で、ミニベビーモーターでプロペラ回転可能。
ドアなどがある場合はキチンと開閉ギミックが付いていました。




少年時代の僕は見落としていましたが、現在の目で改めてこのキットを仔細に観察すると……すごいすごい!
機体や主翼の表面は、極小凸リベット、凹リベット、スジボリと凸モールドなど……当時およそ考え得る、
あらゆる金型技術の組み合わせで、小型機らしい「生活感」を表現しようとする努力が見られます。

今でこそマルイは「東京マルイ」と名前を変えて、エアガンやラジコンで有名なメーカーに成長していますが、
当時はこんなにマジメにプラモデルを設計してくれていたんですね。




キットにはパイロットと地上整備員(もちろん軍人ではなく、
民間のお父さんです)のフィギュアと高級感のあるスタンドが付属しています。
こんなオマケを最大限に活用して1/35クラスの車両とも組み合わせて、郊外の小さな民間飛行場やアメリカの片田舎、
アフリカの大草原などで活躍する民間パイロットのディオラマが作れたら……ん〜ん、夢が広がります。
少年時代の僕には、そこまでキャパシティー広くイマジネーションを展開する余裕がありませんでしたが、
今の僕ならナントカ出来そうです。
いつかは綺麗に作ってあげるからね〜!




マルイはこのエアロスバルの他にも1/36シリーズでセスナスカイホーク172水上機や
パイパーPA-28チェロキーなどをリリースしていました。
東京マルイがプラモデル販売をやめてしまった今となってはなかなか見つからないキットで、
僕も画像の2品しか持っていませんが、全部揃えてみたくなるシリーズです。

(文責:TAC宮本)


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